古い話なのですが、
ブログの更新をサボっていたころの話。
とある夏の日、
出張帰りのこと、
いつのものように山間のICで降りて、
S川に沿って帰路を取り、
途中のポイントで、ポイコラ、投げるワタシであります。
で、
河川敷が少し整地してあって、
昼間ならバーベキューな皆さんでにぎわう、とあるポイント。
この水系にナマズが居ることを初めて知った、
記念すべき場所でもあるのですが・・・。
蛇行して川幅が広くなったところから、
川下、変化の多いポイントまでまんべんなく投げてました。
1バイトのみで、やや低調。
昨年好調だっただけに諦めきれず、投げ続けるワタシ。
と、
遠投した橋の下、
ジタバグを注視するワタシの視界に、動く人影が。
げ、
ここはアユも獲れるので、
網を投げにきた人に違いありません。
げげ、
思いっきり、メガケテ投げた感じじゃん。
暗闇にうごめく影に向かって、詫びを入れる。
「すいませ~ん。」
「気がつかなかったもんで、ホントすいません。」
人影が明るいところに出てきた。
お?
投網じゃなくて、ネット持ってるし、
ロッド持ってらっしゃる。
おお???
「ナマズですか?」
はい、ナマズです。
アナタもナマズですか?
「はい。」
おぉ、同胞。
こんな山の中で同胞様であります。
華奢な背格好で、30前くらいの感じ。
ヤンチャ系ではなく、礼儀正しい青年風情です。
話してみると、見た目通りの好青年でありました。
聞けば、ナマズは今日が初めて、
雑誌の特集に触発されてきたものの、
どこに投げいいものやら、分からなくて、とおっしゃる。
そですか、
今日はここ、あんまり出ないですね。
さっき1バイトあっただけです。
口調穏やか、礼儀正しい彼の振る舞いに、
心許したワタシは、
南下すると、確実なポイントがありますけど・・・、
案内しましょうか?
ホントにぃ!な感じで感激いただき、
そのまま2台連れだって、10分ほど車を走らせる。
次のポイントに到着。
タックルの準備をしながら、色々お話したが、
「今日はツイてない。」
「リール・ハンドルのナットを落として、ぐらぐら」
「手痛いバックラッシュでラインがない。」
そか、ライン予備ないんだよねぇ。
「いや、どんな感じか拝見できれば。」
と、彼に勧められるまま、
『ここは居ますよ』な必釣ポイントで、ワタシが投げる。
ばぁん!
良い子のナマズさんは1投目でバイト&ヒット。
「ね、居るでしょ。」
「こんな感じだから。」
「居れば、イージーですよ。」
ぷるん。
外しちゃった。ははは
「まま、こんな感じです。」
「とにかく投げてりゃ出ますから。」
出来すぎた展開に、喜んでいただける。
ポイント、まんべんなく投げて
「どこでも釣れる」感じでないことが分かり、
先ほどバイトの合ったシャロー&倒木有り付近を
丁寧に攻めて、とりあえず1本。(喜)
居たく、喜んでいただき、
メル友になったりして。
んで、それから一緒に釣りにいくようになりました。
ははは、
続きはまた。
2 件のコメント:
私も釣り場では挨拶は欠かさずやってるのですが、仲良くなる釣り師はほとんど無く、「お年寄りとか、年齢のいった方とは立ち話も進むんですが・・・ナマズ釣り師にあったこともなく世間一般のナマズ釣りが今年こそは流行する!?っというかけ声に「嘘だろ?」と思いが固まってきてるんですが・・・
なんとうらやましい!と言うほかはありません。
もっとがんばってみますね(なにを?)
どもども。
ホント、山の中でねぇ・・・、
ワタシの場合、「がんばり過ぎ」かもしれません・・・。とほほ
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