2008年5月21日水曜日

世の中、そんなに甘くない

ビギナーズ・ラックなんて期待した私が甘かったか、
自作ロッドの評価はなかなか厳しいものになってしまいました。


ブランクはチューブラーのグラス素材で、出来上がり寸6ft、
スロー調子で、適合ルアーは1/2から1oz。
これにSiCガイドをNovaに習って9つ取り付けて、
バッドはスミス/ハトリーズスティックから流用(ちゅーか転用)。

ガイドの取り付け数が多いためか、ティップにの振れ代が多く、
完全「中調子」のロッドに仕上がっています。
(撓りの中心はど真ん中)


ヘビー確認でタライロンをキャストしてみましたが、
振り下がりが大きく出て、押し出す様なキャストには向きません。
ルアーウエイトを乗せて放る感じ。

フルキャストが性分のワタシにはちょっと違和感があり、
1ozのルアーを気持ちよく投げるには至らず、です。

最適ウエイトは5/8oz、20g前後か。
短尺な分、「ばいん」と押し出すキャストにはルアーウエイトが
程よく感じられ、爽快感もあり、まま合格。


で、

軽量ルアーキャストで違和感、一発目。

6gのベビーデントスをキャストしてみましたが、
ぜんぜん話になりません、NG、です。

キャスト時、ロッドティップは十分にしなりが出るのですが
これは多量に付けたガイドのためで、
ルアーウエイトが乗って生じたものではないようです。

なので軽量ルアーでは、キャスト時コントロールが出来ないどころか、
リリースタイミングがまったく掴めず、「どこに飛んでいくのやら」

う~ん、使用できるレンジが狭いぞ。



で、ナマズゲームです。

重い方がよかろうと、
5/8ozサイズのジッター・クリッカー(ジョイント)をチョイス。
テストは爆釣必至のN川夕まずめタイム、です。


当然ながらキャストは問題なく、飛距離十分。
巻き応えもわるくありません、ジタバグ・アクションが
バッドまで伝わってきます。まぁいい感じでした。


さて釣り場コンディションですがバイトはラッシュ&ラッシュ。
夕刻19時でまだ明るかったので、バイトの様子が目視可、です。


出るわ出るわの大騒ぎでしたが・・・、


まったく乗らない。


これでもか、ってくらい乗らない。
フックがごつんと当たって、ばいんと弾かれてしまいます。



???

硬い?
これは相当硬い。
ティップがよく撓るから柔らかいイメージがあるんだけど・・・、



何十回と出たナマズ、
結局目視合わせで、やっと1本乗せました。

で、次の難点。

このブランク、トルクが全然ない。

う~ん、これは困った。

ブランク径、バッド付近で約10mm。
細いな、とは思ったけど・・・、

サイズ60のナマズを寄せる際、
ブランクは均等に撓って、ブランクのトルクが出ない。

「トラウトロッドで鯉を釣る」感じ、
ブランクが撓りすぎてバッドを握った手には、
反発力みたいな手応えがまったくないのです。


硬いのに柔。


Novaの「アタリ柔らかくフッキングは力強く」の真逆です。


う~ん、
これは違う。
ワタシが狙ったナマズロッドじゃねぇ。

再考、再構築の必要アリです。

がんばろ。

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